離れて暮らす家族や親戚が孤独死してしまった時や事故・事件で居室にいて亡くなった時は、特殊清掃が必要になります。
しかし、どこに頼んでいいかわからないことも多いでしょう。
不用品回収業者では、意外なサービスとして特殊清掃も引き受けています。
特殊清掃の内容と、費用感について解説します。
特殊清掃とは
近年は独居老人が増えていることもあり、孤独死するケースも少なくありません。
その際は片づける必要があるのですが、発見されたころには遺体が腐敗しており特殊清掃が必要になるケースも珍しくありません。
特殊清掃というのは、通常の掃除方法では落とすのが難しい汚れを清掃することです。
ゴミ屋敷などの清掃も特殊清掃に分類されますが、一般的には自殺や孤独死、事件などで死体が残り、血痕が残ったり遺体が腐敗してしまったりした場合に行う清掃のことをいいます。
特殊清掃を依頼する場合、同時にハウスクリーニングや遺品整理、不用品の処分なども依頼することが多いのですが、別途不用品回収業者やハウスクリーニング業者を手配するとなるとスケジュール調整なども難しくなります。
不用品回収業者の中には、特殊清掃も請け負っているところがあります。
また、ゴミ屋敷の清掃やハウスクリーニングのサービスも提供しているところが多いので、不用品回収業者に依頼すれば全て任せることができるのです。
特殊清掃の費用感
不用品回収業者に特殊清掃を依頼した場合、どのくらいかかるのでしょうか？
具体的な料金は業者によっても異なり、また必要な作業内容にもよります。
ここでは、おおよその費用感を解説します。
消臭や消毒などの作業は、広さによって決まります。
10平方メートル未満なら1万円、50平方メートル前後なら7万円ほどです。
床を剝いで退役洗浄が必要な場合は、5万円ほどかかります。
こういった作業内容に加えて、作業に必要な人数に応じて人件費が1人当たり3万円前後、ウジなどが発生している場合はその駆除費用として5千円～1万円などがかかります。
また、遺品整理や不用品処分については、その量によって料金が決まります。
詳しい料金については、不用品回収業者に見積もりを依頼してみましょう。
いくつかの業者を選んで依頼することで、料金の比較ができます。
対応できる作業内容と料金を比較して、どこに依頼するのかを検討してください。
まとめ
特殊清掃は、普通に掃除するだけでは落としきれない汚れを落とすものなので、自分で行うのは難しいでしょう。
特殊清掃の専門業者もいるのですが、それ以外の不用品回収やハウスクリーニングなども全て片付けたいのであれば、不用品回収業者の特殊清掃サービスを利用することをおすすめします。
料金は業者によって異なるため、見積もりを依頼して確認してください。
